カテゴリ:私と書籍のあとさき( 4 )

      

もうクリスマス気分になってもいいでしょうか?↑はクリスマスソングです、多分。

2年近くも放置しておいてなんですが
2017年、上半期に読んで特に面白かったもの。新旧入り乱れ。読み終えた順で。

・『傷だらけのカミーユ』ピエール・ルメートル(文春文庫)
 読み終えて「彼に幸あれ」と思ってしまった。
 先月『死のドレスを花婿に』を読んでしまったので、2017年11月現在翻訳されているこの作家の本は全部読んだのかな。私は『天国でまた会おう』よりも断然嫌ミスのこちらシリーズが好きです。

・『西洋哲学史(上)』シュベーグラー(岩波文庫)
 とりあえず読み終えた、というだけなのだけれど、自分としてはすごく頑張ったので。が、下巻がまだある。カントで止まったまま。あ、これは面白かったじゃないや。自分頑張ったねという意味で。

・『Front Row アナ・ウィンター ファッション界に君臨する女王の記録』
  ジェリー・オッペンハイマー(マーブルトロン)
 何かを成し遂げる人ってすごいな、としかいえない。そのストイックさとか。映画『プラダを着た悪魔』よりもドキュメンタリー『ファッションが教えてくれること』が好きな人の方が楽しめそう。共通して出ている人も出ていることだし。

・『子供より古書が大事と思いたい』鹿島茂(文春文庫)
 基本的に誰かが本について語っているのを読むのが好きなんだと思う。そんな中でも面白かったエッセイ本。ちなみにこの本で挙げられている古書とはフランス19世紀のもの中心だったかな。

・『パードレはそこにいる(上・下)』
  サンドローネ・ダツェーリ(ハヤカワ・ミステリ文庫)
 イタリアミステリー。設定やストーリーは言葉にすると重いものだけれど、残酷描写は少なく、悲壮感があまりない。展開が早くて面白かった。後半は常に山場で、どこで休みを入れたらいいんだろうといううれしい悲鳴。主人公二人に感情移入しつつ、風呂敷広げすぎじゃない!?と心配になったり…。続編『死の天使ギルティネ(上・下)』先月読みました。

・『言い寄る』田辺聖子(講談社文庫)
 お聖さんの小説は「まだ私には早いのかな」という感じで、手を出しては引っ込める繰り返しだった。が、なにがきっかけだったか、この乃里子シリーズを読んでみたら面白くて、私にしては珍しく繰り返し読んでしまった。次の『私的生活』も読み終えたし、最後の『苺をつぶしながら』が私を待っている。

 これが6月末までのベスト、月1で面白い本にあってることになるのか?
もっと面白い本読んだ気がするんだけど…と思ったら最近だったり、去年だったり。

では、また来ます。





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by yui-520 | 2017-11-04 15:02 | 私と書籍のあとさき | Comments(0)

秋への入り口

昨日、「そろそろ去年買った秋冬物を確認するか・・・」とクローゼット内を片付けていたら、
『星の王子さま』と『クマのプーさんとぼく』が出てきました。なんでこんなところにと呆れつつ、嬉しさと安堵感と。
先冬に越してきて、荷物をあちこち、とりあえず仕舞ったからこうなったのか・・・。

私が持ってる『星の王子さま』は元は親のもので
『星の王子さま』岩波少年文庫 53 昭和46年7月30日 第33刷 発行 ¥240 (わぉ
45年近く前の新書よりちょい大きいくらいで、函に入ってるんですがそれが結構ボロボロで・・・
テープで止めてあったりして。
そういうのが子供心に「長く大切にされているものだ」と思ったからか、新しい私のものが欲しいとは思わず、
ずっとその古い本を持っています。
新訳が出た時に「自分用に新しいものを買うか」と思っていくつか読んでみたんですが
古い本独特の、図書館にいるみたいな本の匂いが好きなこともあって
いまだに買わずじまいです

訳はもちろん内藤濯さん。カラー挿絵は王子さまの全身像のみ。
カラーの挿絵がたくさん載っている青空文庫の『あのときの王子くん』の2の
〈あとになって、この子のすがたを、わりとうまく絵にかいてみた。〉の王子さま像です。

『クマのプーさんとぼく』は幼児向けの詩集です。
作者は『クマのプーさん』のA.A.ミルンとE.H.シェパードの絵です。
子供向けなんですが、『星の王子さま』と同じく、私は年齢に関係なく、楽しめる本です。

私は自分が詩を読むことがすごく苦手です。
詩集は何冊か買って開いてみるんですが、どうも頭に入っていかない。
国語の授業で1篇を時間をかけて読むならまだわかったような気になるから、慌ただしい気持ちや読む速度や何度も読み返すのがいいのかなと思って、試してみるんですけどほんとうお手上げ。
よってどんどん詩集から遠ざかる。
荷風が訳した詩集も持っているけど、ほとんど開いてません。
詩を楽しめる方って素敵だなと思います、
私が飽きずにちゃんと読める詩集はこの本と、宮沢賢治の『永訣の朝』、あとミヒャエル・エンデの『影の縫製機』ぐらいです。

この『クマのプーさんとぼく』は、物語のように書かれている物が多いので、私にあっているのかもしれません。
あと、上の『星の・・・』同様、子供の頃いつも持ち歩いてたぬいぐるが今も手の中にあるような
優しい気持ちになれる本だからかもしれません。

こういう懐かしい本を読み返すのって、物悲しくなる秋冬なことが多いので、今のうちに見つかってよかった。
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by yui-520 | 2015-08-23 17:33 | 私と書籍のあとさき | Comments(0)

R.ケリー I wish←YouTubeに飛びます

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やっと買ったR.ケリーの自伝を読んでます。
出てくる音楽をYouTubeで探して聞きながら。
母親と音楽、難読症、バスケットボール、彼女たち、恩師・・・

今第二幕に入ったばかりでロサンゼルスへ向かおうとしているところで
久しぶりに冒頭のI wishを聞いたんだけれど、切ない。
亡き母と親友を思う曲なので

(写真はノートブックだと横に倒れているけど、ipadminiだと縦です。
これはどういうことだろう)
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by yui-520 | 2015-07-12 15:30 | 私と書籍のあとさき | Comments(0)

読書近況 ある春の日

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去年末に手を出したテリー・イーグルトンの『文学とは何か』がやっっと面白くなってきました。
いや、最初から読み手を引き込む力はすごく強くて面白いんですが
とにかく自分が無知過ぎて泣ける…
いや、泣いてる場合じゃないくて、だったら調べるなり読むなりしようと。
読み流し見流しでも頭を通過していくと、ふとしたときに「あ、これ!」と点と点が繋がる瞬間があるじゃないですか。
あれをたくさん経験するようになりたいなと思うのです。

去年の暮れぐらいかな、
「もういい年だから」と言い訳して愚痴っぽくなる自分が嫌になり『やっておけばよかったと後悔してることリスト』を書き出しました。
今さら…と思うものもたくさんあるし、非生産的なこともたくさんだったけど
出来るところからやってみようと思っているところです。
出来るだけ人生に対して積極的になりたい、と思うのです。

イーグルトンも今読んでも難しいし、知らない作家や読んだことない作品がたくさんですが、
これから出てきた作品などを読んでいくことで、
将来 「なるほど、そういうことだったのか」と思える日が来ると思うのです。

確かに思春期青春期に古典を読んでこなかったのはすごく痛いですが、
だからといって、過去の自分を責めるよりは1ページでもいいから読もう、と思っているところです。
ちょっとずつでいいから、生活の中に習慣付けていきたいことの一つです。


(追記)2枚あった画像1枚削除 方向転換は無理 2015年4月11日(sat) 
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by yui-520 | 2015-03-29 18:12 | 私と書籍のあとさき | Comments(0)
キラメいてキラメいて永遠に輝いて